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グリザイユメモ 色と陰影が苦手で、お気楽に落書きしたくても変な感じになってしまうのが悩みでした。 線→塗りで描いてみると色と影の色がバラバラな感じ そんな時にグリザイユ画法を思い出しました。グリザイユとは灰色で絵を描き、その上からオーバーレイなどの合成モードで塗っていくという方法。色がなかなか決まらないなら先に陰影を描けばラクなのでは!?という安易な発想で手を出しました。できるだけ力抜いて描けるようになりたい。 最初はくすんだり、白飛びしたり。白飛びを防ぐために灰色絵(自分は勝手に元絵といってます)の上に色の下地を置くといいと読んだのでやってみました。肌などの暖色は赤、寒色には青など。 ちょっと良くなったかな!?と思った時の絵。 下地は←です。最初なので結構遊んでる。 にじみ縁水彩でぽんぽんと塗るといい感じにぼやける。 パーツごとにレイヤーを分けたりもしたけれど面倒になったのでやめました。 何枚か描いてみて影のつけ方に疑問を持ち「陰と影」の違いを知ったよ!今までなんとなくで塗ってた… 次から陰影の違いを意識して描いてみることに。左下から光が当たってるようにして海の写真を参考にしつつ塗っていきました。 陰影わけてみたり 試行錯誤 色に悩んだので配色チェックしてみた まとまりがあるか確認しやすいかな?これは次の絵でもやりたい 下書き~カラーラフ~元絵〜完成 無計画ラフからいろいろシチュ考えて描いた結果最初のカラーラフからだいぶ変わったけれど、雰囲気や色が綺麗にできたのでこれはこれでよかったかなと思う。 自分なりに落ち着いたレイヤー構成はこちら 塗りは「スクリーン」と「乗算」を重ねて塗ってます。ちょうどいい色合いが出せる気がする。ちなみにスクリーンは明るくなるので暗い色、乗算は暗くなるので明るい色を選んで塗ってました。オーバレイは最後の加工で使ったりします。 思ったこと ・絵の修正は元絵を修正すればいいから分かりやすい ・陰影を勉強しようと思った ・工程を分けると自分のやることが明確になって迷うことが減った ・白黒でもっと魅力的な絵が描けるようになりたい ・GtC塗り(「グリザイユ→レイヤー統合→厚塗りで整える」)を知る ・楽しい!! 元絵づくりも塗りも楽しかった!陰影と色で分けたことによってあっちこっちと迷わなくて良いので自分に合っていました。 もとは軽いらくがきができればいいや~と思って始めたものの、調子が良くなったので「デジタルはずっとこれで!」と思ってしまいましたが、そうすると問題が次々と・・・。 ・塗り込みが増えるほどレイヤーも増えて修正が大変になる ・そもそも基礎画力や陰影、レイヤーの合成モードを理解してる人ができる塗りなんじゃないか…?と自分にはまだ早いような気がしてくる ・ちょっと間をおくとレイヤー構成を忘れそう 自分の性格上複雑なものは続けられないので、この手法をメインにして描いていくのは難しいな…と気づきました。グリザイユは軽いらくがきにとどめて、いったんここまでにします! グリザイユのおかげでデジタルに対するハードルが下がったので良かった。 22.06.03 (06.30修正)
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